作業効率アップ!テレワークにおすすめの場所 在宅勤務を快適にする方法をご紹介
感染症の流行や外出自粛の影響で私たちの生活様式は大きく変わり、仕事面では厚生労働省が「働き方の新しいスタイル」としてテレワーク・在宅勤務を推奨しています。
テレワークを行う場所は、集中できる環境・セキュリティのしっかりした場所であることが好ましいです。
そこでこの記事では、テレワークにおすすめの場所とその比較、自宅でのテレワークを快適にする方法を紹介します。
目次
おすすめのテレワーク場所7選+α
テレワークを行う場所はネット環境が整っている必要がありますが、インターネットが使えて集中できるおすすめのテレワーク場所は下記の通りです。
おすすめテレワーク場所 | 概要説明 |
コワーキングスペース・シェアオフィス | 共有のオフィススペース |
レンタルスペース | 貸切の個室・会議室 |
サテライトオフィス | 本社から離れた場所にある小規模オフィス |
マンスリーマンション・ウィークリーマンション | 1週間から契約可能な短期賃貸マンション |
カフェ | 喫茶店、ファストフード店 |
ビジネスホテル | 主にビジネス用途の宿泊を想定したホテル |
自宅 | 書斎、リビング、寝室 |
その他 | 少し変わったテレワーク場所 |
次に、それぞれのメリットやデメリット、料金について詳しく紹介していきます。
テレワーク場所【1】コワーキングスペース・シェアオフィス
コワーキングスペースとシェアオフィスは、他人とスペースを共有して仕事を行う場所です。
コワーキングスペースとシェアイフィスの違いに明確な線引きはありませんが、しいて言うならコワーキングスペースは勉強会や交流会が頻繁に開催されることが多く、コミュニティ形成に重点を置いているという点です。
コワーキングスペースとシェアオフィスは、Wi-Fiや電源、コピー機などの仕事に必要なものはすべてそろっており、デスクやイスも仕事用に疲れにくいものを採用しているところが多いため快適に仕事ができます。
料金も安く設定されているため長時間の利用にも最適です。月額契約を行っているところもあり、1日ごとの料金よりもお得に契約できるので、テレワーク期間の延長がすでに決まっている人は月額契約がおすすめです。
コワーキングスペースとシェアオフィスは基本的にフリーアドレス制ですが、場所によっては個室やブースの貸し切りを行っているところもあります。個室・ブース料金は別途かかってしまいますが、機密情報を扱う仕事をしている人や、周りの目を気にせず集中して仕事をしたいという人は個室・ブースを貸し切るのがいいでのはないでしょうか。
メリット
- 異業種間での出会いにつながる
- Wi-Fiや電源、コピー機などがそろっている
- 料金が比較的安い
デメリット
- 個室がないことが多い
- 周囲の会話が気になる
- 情報漏洩のリスクがある
料金
- 約1,000~3,000円/日
- 約10,000~30,000円/月
テレワーク場所【2】レンタルスペース
レンタルスペースは、企業やマンションの空きスペースを時間や日単位で貸し切りできる場所のことです。
広い空間が貸し出されていることが多いため、会議やワークショップ、イベントなど複数人で利用する際に便利ですが、最近ではテレワーク場所としても注目を集めています。
Wi-Fiや電源などの設備はもちろん、プロジェクターやスクリーンなども完備されているところも多く、WEB会議の際にも便利です。内装に凝っているレンタルスペースも多く「家でのWEB会議は生活感が出てちょっと…」という方におすすめです。
しかし、場所によっては「掃除必須」「利用時間厳守」「設備貸出有料」など細かいルールを設けている場合もあるのであらかじめ確認しておきましょう。
レンタルスペースの利用には事前登録が必要で、さらに当日の飛び込み利用は予約が入っていると難しいため、利用前のハードルが少し高いのが少々ネックといえますが、値段は数百円からとかなり安めなので利用者は多いです。
メリット
- Wi-Fiや電源、スクリーンなどが完備されている
- WEB会議をする際に便利
- 広い空間で仕事ができる
デメリット
- 1人で使うには広すぎる場合もある
- 細かいルールを設けている所もある
料金
- 約500~2,000円/1時間
テレワーク場所【3】サテライトオフィス
サテライトオフィスは、本社から離れた場所に建てられたオフィスのことです。
ネット環境や会議室、印刷機などほぼすべてのオフィス用品がそろっているため、オフィスに近い環境で仕事がしたいという人におすすめです。
大手企業の場合、自社でサテライトオフィスを設置しているところもありますが、コワーキングスペースやレンタルスペースを契約してサテライトオフィスとしている企業も多いです。
コワーキングスペースやレンタルスペースをサテライトオフィスとしている場合は、自社以外の人ともスペースを共有することになるので、機密情報の取り扱いには十分注意しましょう。
メリット
- オフィスに近い環境で仕事ができる
デメリット
- 民間のレンタルスペースを契約している場合は情報漏洩リスクがある
テレワーク場所【4】マンスリーマンション・ウィークリーマンション
リラックスした環境で仕事がしたいという方におすすめなのがマンスリーマンション・ウィークリーマンションです。マンスリーマンションは1か月からの契約で、ウィークリーマンションは1日単位での契約が可能なマンションのことを差します。
ネット環境のほか、家具や家電まで完備されているため入居当日からすぐに仕事を始められます。最近ではテレワークでの需要が多くなったため、「テレワーク向けマンスリーマンション・ウィークリーマンション」として高速インターネット回線や防音壁を使用している物件も増えています。
家賃の中にはインターネット使用料や光熱費が含まれていることが多く、全体的に見ればコスパに優れているといえるでしょう。
利用するためには事前契約が必要なため、コワーキングスペースやカフェなどと比べると手軽さという点ではマイナスですが、座席確保の心配や情報漏洩の心配をしなくていいのが嬉しいポイントです。
今後もリモートワークを継続する企業は多く、二拠点や #多拠点生活 も現実味がでてきました。この機会にマンスリーマンション・ウィークリーマンションを活用して、憧れの地域に #ワーケーション やお試しとして住んでみるのもいいのではないでしょうか。
メリット
- 静かな環境で仕事ができる
- 情報漏洩リスクが低い
- 座席確保の心配がいらない
- 家具家電付き
- 1日から契約可能
デメリット
- 事前契約が必要
- 料金が少々高い
- 内見ができない
料金
- 約2,000~15,000円/1日
ウィークリーマンションについて詳しく学びたい方はこちら
マンスリーマンション・ウィークリーマンションを探すときのポイント
マンスリーマンション・ウィークリーマンションは通常の不動産会社で取り扱っているところが極少数のため、取り扱いがあっても物件数も少ないです。そのためマンスリーマンション・ウィークリーマンション探しは、専門サイトで行ったほうが取扱物件数も多く希望する物件を見つけられる可能性も高まります。
また、マンスリーマンション・ウィークリーマンションは内見ができない場合が多いため、専門サイトでも物件写真が多いサイトを選ぶのがおすすめです。
専門サイトで物件を検索する際は、こだわり条件で「テレワーク・在宅勤務可」や「wifiあり」「インターネット無料」などを選択することで、テレワークに最適な物件を簡単に見つけることができます。
テレワーク場所【5】カフェ
安い金額で気軽にテレワークしたいという人におすすめなのがカフェです。
カフェは事前契約や月払いの必要がなく、飲み物代だけで数時間仕事ができます。急なメール返信や資料作成などでテレワークしなければならなくなったとき、フラッと気軽に入れるカフェはとても便利です。
しかし長時間のテレワークとなると、飲み物代がかさんで意外と料金が高くついたり、店内が混んできた先に店員や周りの視線が気になってしまうかもしれません。また、電源付きのテーブルが開いていなかったり、トイレに立つときに荷物をすべて持っていかなければならないなど不便な点も少々多いです。
不特定多数の人が利用する場所のため、機密情報を扱わない、メールの返信や簡単なタスク作業をするなら安くて手軽に利用できるカフェは最適でしょう。
メリット
- 料金が安い
- 飲食しながら仕事ができる
- 気軽に利用できる
- 気分転換になる
デメリット
- 長時間のテレワークには不向き
- 周りの視線が気になる
- 席が開いていない場合がある
- 機密情報を扱う仕事には注意が必要
料金
- 約500~1,000円/1時間(飲み物代)
テレワーク場所【6】ビジネスホテル
最近はテレワーク向けに、日帰りで長時間ビジネスホテルを利用できるサービスを打ち出しているところが増えています。個室で人の目を気にせず仕事ができるので、情報漏洩のリスクが低く、テレビ会議なども気軽に行えます。また、ベッドやシャワーが部屋についているため、適度に休憩を取りながら仕事を進められるのもビジネスホテルならではです。
しかし、ベッドやテレビ、ルームサービスなどの誘惑も多く、人の目もないためだらけてしまわないように注意しなければなりません。また、ホテルによってはWi-Fiの接続が悪かったり速度が遅いという場合もあるので、事前にホテルに問い合わせたり口コミを参考にするのがいいでしょう。
テレワーク向けプランは、急速に広まったテレワーク人口の増加で需要が多いため、前日や当日では予約が取れない場合も多いです。テレワークでビジネスホテルの利用を考えている人は、早めに予約する必要があります。
メリット
- 機密情報やテレビ会議も安心して行える
- リフレッシュ方法が豊富
- 長時間の利用可能
デメリット
- 人目がないためだらけやすい
- Wi-Fiの接続が悪い場合もある
- 事前の予約が必要
料金
- 約4,000~6,000円/約6~8時間(日帰りプラン)
テレワーク場所【7】自宅
一番テレワーク場所として利用されているのがやはり自宅です。
お金も移動時間もかからず、テレビ会議がなければ部屋着のまま仕事ができるのが最大の特徴といえます。慣れ親しんだ空間で、リラックスして仕事をしたいという人におすすめです。
しかし同居人がいるなど集中できる部屋がないという人は多く、そういった人たちがしょうがなくお金を払ってホテルやカフェで仕事をしているというケースもあります。
メリット
- お金・移動に時間がかからない
- 着替える必要がない
- 家事と仕事を平行して行える
デメリット
- 誘惑が多い
- オンとオフの切り替えが難しい
- 同居人がいると気を遣う
自宅でのテレワーク場所がないという人は、下記で紹介する方法を試してみてはいかがでしょうか。
折りたたみデスクを使う
家が狭くて作業スペースがとれないという人におすすめなのが、折りたたみデスクです。折りたたみデスクは使わない時はたたんでしまっておけるため、邪魔になりません。さらに、折りたたむとかなり薄くなるので、クローゼットの隙間などにしまうことで収納スペースも節約できます。
スタンディングデスクを使う
スタンディングデスクは奥行きが狭いため、省スペースでもテレワーク場所を構築できます。天板が小さめのため圧迫感もなく、インテリアの邪魔をしないのもポイントです。立ちながらの仕事は適度に体を動かすためカロリーを消費し、運動不足の予防にもなります。
スタンディングデスクは折りたたみ式のものもあるので、テレワーク終了後は収納しておけば狭い家でも問題なくスペースを確保できるでしょう。
日中は子供部屋を使わせてもらう
お子さんがいるご家庭では、「子供部屋はあっても書斎はない…」というケースは少なくありません。子供部屋がある場合は、子供のいない日中だけ書斎として使うという方法もあります。
子供の学習机を使えば新たにデスクを買う必要もなく、個室で集中できるため仕事もはかどるのではないでしょうか。
テレワーク場所(その他)
上記で紹介したテレワーク場所以外に、あまり知られていないものの意外とおすすめの場所を紹介します。
実家 | 自分の使っていた部屋をテレワーク場所として使わせてもらえば、料金もかからず個室なので集中もできる。 |
キャンプ場 | 自然の中で気分転換しながら仕事ができる。ネット環境が整っているキャンプ場もある。1日の料金も数百円~とリーズナブル。 |
マイカーの中 | シェードを使えば周りの目をきにすることなく仕事ができ、エアコンもついているので快適。ただしエコノミー症候群に注意が必要。 |
カラオケボックス | フリータイム料金なら格安で個室を利用できる。少々ににぎやかなところでも集中できる人にはおすすめ。最近ではテレワーク向けのプランも登場している。 |
作業効率アップのためのテレワーク場所選びのコツ
テレワーク場所を選ぶ際の基本は、低コストで快適な場所を選ぶことです。
少しくらい雑音があったほうが集中できるタイプの人ならカラオケボックスやカフェなどを選択しても良いでしょう。機密情報を扱うような人であれば、プライバシーが確保されたビジネスホテルやウィークリーマンションを選択するようにしてください。
今回紹介したテレワーク場所のメリット・デメリットを見極め、自分に合ったテレワーク場所を見つけてくださいね。
- この記事を書いた人
- Marie(マリー)
W&Mスタッフ。自分でもマンスリーを利用しています。 主に札幌で活動中。
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