
仮住まいのお部屋を探すコツ!ファミリーなら特に短期賃貸がおすすめ
自宅のリフォームなど、子どものいる家庭で仮住まいが必要になった場合は、短期契約できる賃貸物件を探すことになります。ですが、一般賃貸では短期契約が難しいもの。
そこでおすすめなのが、マンスリーマンションやウィークリーマンションなどの短期賃貸です。ここではファミリーで住める短期賃貸を探すポイント・探し方をまとめました。
目次
ファミリー向けの短期賃貸物件の選び方
家族で住む短期賃貸物件を選ぶとき、どのような物件が適しているのでしょうか。選ぶ際のポイントや、あらかじめ知っておきたいことをご紹介します。
選び方のポイント
気になる仮住まいの広さですが、建て替えやリフォームが理由なら、今住んでいる物件より狭い部屋を選択するのが経済的におすすめです。
持ち込めない家財については、トランクルームを併用することで、今の住まいと同程度の広さの物件を借りるよりも全体としてかかるコストを抑えることが可能になります。一般的にも、このような方法で仮住まいをする方が多いようです。
また、短期賃貸物件は2DK以上の物件が少なく、1DK・1LDKが主流です。そのため、特に子どもがいる家庭は、持ち込む家財を最小限にして仮住まいに備える必要があります。
家族構成 | 仮住まいのおすすめの間取り |
---|---|
夫婦+乳幼児 | 1R・1DK |
夫婦+小学生 | 1DK・1LDK・2DK |
夫婦+小中高生2~3名 | 1LDK・2DK~ |
上表は、家族構成の種類と、各家族構成における仮住まいのおすすめの広さ、見つけやすい物件をまとめたものです。
乳幼児または小学生の子どもが1名いる家庭の場合、1DK・1LDKが広さの目安になります。このあたりの広さであれば、マンスリーマンションで多く取り扱いがあるので、比較的容易に見つけることができます。
一方、小中学生の子どもが2~3名いる家庭の場合、最低限でも1LDK、可能であれば2DK以上が必要です。これは、就寝スペースの確保を考慮するためです。
この広さになると、マンスリーマンションでの取り扱いは非常に少なく、代わりに民泊の利用がおすすめです。民泊であれば、2DK以上の物件の取り扱いもあるため、家族の人数に応じて適切な広さの物件を選択することができます。
ファミリー向けの短期賃貸物件は少ない?
実際に、ファミリー向けの短期賃貸物件はどの程度存在するのでしょう。下表は、ウィークリー&マンスリー掲載の「ファミリー向け」物件数を主な都道府県ごとにまとめたものです。大阪府と広島県を除くと、ファミリー向け物件は物件数全体に対して1割以下と、非常に扱いが少ないことがわかります。
ただし、ファミリー向け(2DK以上)という条件は満たさなくても、短期利用できる物件は数多く登録されています。家族での仮住まいでお困りの方は、まずはウィークリーマンション・マンスリーマンションの賃貸物件を当たってみてはいかがでしょうか。
地域 | ファミリー物件数 | 物件数全体 |
北海道 | 133 件 | 523 件 |
---|---|---|
東京都 | 122 件 | 2455 件 |
神奈川県 | 32 件 | 522 件 |
愛知県 | 11 件 | 119 件 |
大阪府 | 28 件 | 199 件 |
兵庫県 | 11 件 | 49 件 |
広島県 | 126 件 | 247 件 |
福岡市 | 54 件 | 521 件 |
※【ウィークリー&マンスリー】「ファミリー向け」物件数(2020年12月現在)
一般賃貸の短期利用は問題ない?
一般賃貸を短期契約して仮住まいに利用したい、と考える方もいるかもしれません。
しかし、一般賃貸の短期契約に関しては、多くの場合大家さんが嫌がるのが実情です。大家さんとしては、入居者にはなるべく長期的に住んでもらい、安定した収入を確保したいと思うもの。
短期で退去されてしまうと、その後再び空室期間が生じてしまい、次の入居希望者が現れるまで家賃収入が途絶えてしまうのです。
また、一般賃貸の短期契約については、入居検討段階で不動産管理会社に伝えておく必要があります。物件によっては入居後一定期間内の解約が禁止されており、その期間内に解約すると違約金が発生するケースがあるためです。
ごく稀に、近々物件の取り壊しが決まっている等の事情から、一般賃貸の短期契約が可能なこともあります。しかし多くの場合、上記のような事情から一般賃貸の短期契約は難しいといえます。
ファミリー向けの短期賃貸の探し方
では、仮住まいが必要になった場合、どのようにファミリー向け短期賃貸を探せばよいのでしょうか。条件に合った物件を効率良く探す方法をご紹介します。
短期賃貸物件専門サイトで探す
まずは、ウィークリーマンション・マンスリーマンションの短期賃貸物件専門サイトから物件探しを進めてみましょう。
全国各地の短期賃貸物件を紹介しているだけでなく、契約期間・予算に応じた絞り込みや、通勤・通学時間からの検索も可能です。
地図上で物件の位置を確認することもできるので、現在の住まいとの距離感を確認することもできます。不動産管理会社に、空室状況や不明点などを電話で直接問い合わせられる点も安心です。
担当工務店に物件の紹介が可能か相談する
リフォームや建て替えで仮住まいが必要になった場合は、工事を担当している工務店に物件の紹介をお願いするのも一つの手です。仮住まいを必要とする同じようなクライアント向けに、短期賃貸物件を紹介している工務店もあるためです。
地元を中心に営業している工務店であれば、近隣の短期賃貸物件を紹介してくれますし、過去のクライアントが利用していた物件を教えてくれる場合もあります。まずは、気軽に問い合わせてみましょう。
近隣の不動産管理会社に問い合わせる
一般賃貸の短期利用を検討したいという方は、近隣の不動産管理会社に頼ってみましょう。地元の不動産管理会社で物件を見つけることができれば、子どもの通学路変更の負担も最小限に留めることができます。生活圏をなるべく変えずに仮住まいができれば、家族としてもストレスが少なく住むため安心です。
ただし先述の通り、短期利用できる一般賃貸物件が非常に限られているという点は、あらかじめ念頭に置いておきましょう。
知人で短期賃貸の利用経験者を探す
親戚や子どもと同じ学校の保護者など、仮住まいの経験がある知人がいないか、声をかけて聞いてみるのもよいでしょう。
仮住まいをどのように手配したか、また利用した短期賃貸物件の口コミを聞くこともできるので、実体験に基づいた情報をぜひ活用しましょう。
仮住まいが必要になると決まったら早めに周囲に声をかけて、情報を得られるようにしておきましょう。
まとめ
短期賃貸を探す方法・ポイントについてご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。
家族での仮住まいは、まず物件探しが大変ですが、本記事を参考にして、家族で安心・快適に生活できる物件をぜひ見つけてくださいね。

- この記事を書いた人
- スタッフ
W&Mジャーナル編集部。日本全国のウィークリーマンション ・マンスリーマンションを紹介することに全力を注ぐ。テレワークやワーケーションといったビジネス利用から、通院、受験、住み替えの際の仮住まいなどで利用できるお部屋を日々ウォッチングしてご紹介。
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